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ミサママ本舗 * 日本を経て今はバージニアです♪

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遺書


遺書


『先日、遺書作ってん』等と話をすると、
日本人の友達には多少なりとも驚く人がいる。
普通は何か特別なことがない限り、遺書は作らないからねぇ。

アメリカでも場合によりけりだけど、
日本よりは作る人が多いんじゃないかな?

アメリカでは遺書がないと、子供達が州の所有になって、
誰に育ててもらうか州が決めるという恐ろしい
法律があるらしいから(州によるらしいが)、
子供が出来た時点で遺書を作る人も少なくないらしい。

事実、私達がお世話になった弁護士の人も、
遺書は人生の節目に作り直すのが良いとのアドバイス。

私達が遺書を作った理由はいくつかあり、
ひとつは、主人には前の結婚の時の子供が4人いて、
もし彼に万が一のことがあった時、
生命保険の分配でもめない為に。

それと私がまだアメリカの市民権を持っていないから、
遺書を作らずに主人に万が一の事があった場合、
共同の財産を一時的に国に差し押さえられるのを避ける為。
必ずしも差し押さえられるとは限らないようだけど、
そういう例もすくなくないようで、
結局は返してくれるんだけど、手続きが面倒との事。

ちなみに遺書の作成料は地域や弁護士にもよるが、
シンプルなタイプのもので$2500~3000くらいが相場らしい。
まとまった財産があったり、追記が多い場合は料金もあがるらしい。

遺書作成用のソフトウエアが売られているので、
自分で作って公証役場に持っていけばもっと少ない費用で済む。
でも私達の場合、主人の会社で弁護士費用を負担してもらえるので
お言葉に甘えて弁護士を使わせてもらった。

実際のところ、遺書作成はもっと簡単なものと思っていたけど、
色々と細かい設定があって少し驚いた。

死後の臓器提供ひとつにしても、臓器移植の為なら、
医学研究の為なら等、細かく設定できる。
もし植物人間になって、意識回復が絶対不可能と判断された場合、
延命措置を取るかどうか等々・・・

また、アメリカでは$700000以上の遺産を相続する際、
相続する人間がアメリカの市民権を持っていない場合、
かなりの額の税金を国に取られるらしい。

市民権を取ること考えた方が良いわよって
弁護士の人が勧めてくれたけど、
うちにはそんな財産ないっす~。(笑)
そのうちそういうことを心配しなければ
いけないような身分になれれば良いけど、
一生無理だろうな・・・



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